便利な機能を、無理なく使い続けるために。
追加する前に、
必要な機能と
運用を整理。
Shopifyでは、アプリを使ってストアの機能や運用を拡張できます。一方で、導入後に「使っていない」「料金が想定より増えた」「担当者しか設定を分からない」と困ることもあります。
アプリ選びでは、機能だけでなく、料金・互換性・日々の作業・やめるときの条件まで確認することが大切です。
この記事では、導入前の比較項目と、試用中に確認する手順を整理します。
Shopifyアプリを探す前に、解決したい課題を決める
まず「何の作業を減らしたいのか」「購入者のどんな不便を解消したいのか」を書き出します。「便利そうだから」だけで導入すると、設定や管理が増えてしまうことがあります。
次に、契約中のShopifyプラン、テーマ、既存アプリで対応できないかを確認します。同じ役割の機能を重ねる必要があるか、現在の設定で改善できないかを先に整理しましょう。
たとえば商品を探しにくい場合は、アプリを追加する前に、商品分類・メニュー・商品情報の整備で解決できる部分がないかを確認します。
必須の条件
これができなければ導入しない機能や、対応する必要がある運用条件を決めます。
あると便利な条件
追加機能は、料金や設定作業に見合うかを検討します。必須条件と分けて比較します。
運用する担当者
初期設定、日々の確認、問い合わせ、不具合対応を誰が行うかを整理します。
Shopifyアプリを比較する7つの項目
候補ごとに同じ項目を埋めると、機能の多さだけに偏らず比較できます。分からない項目は推測せず、開発元へ確認しましょう。
| 比較項目 | 確認すること | 見落としやすい点 |
|---|---|---|
| 機能の適合 | 必要な機能と利用条件を満たすか | 紹介されている機能が上位プラン限定の場合がある |
| 料金体系 | 固定料金、従量料金、上限、通貨、請求先 | 注文数や利用量の増加で料金が変わることがある |
| 互換性 | ストア設定、テーマ、既存アプリとの組み合わせ | インストール可能でも、自社の業務全体に合うとは限らない |
| データとアクセス | 扱うデータ、要求する権限、保存・削除の説明 | 利用目的とアクセス範囲の関係を確認する |
| 日々の運用 | 設定変更、確認作業、例外処理、引き継ぎ | 自動化後にも確認や修正の作業が残る場合がある |
| サポート | 窓口、対応言語、対応時間、質問への回答内容 | ストア運営時間とサポート時間が合うか |
| 停止・移行 | 解約方法、データ出力、削除後に必要な作業 | 外部契約やテーマに残るコードの確認が必要な場合がある |
互換性の表示と、実際の動作を確認する
Shopify App Storeでは、ストアがインストール要件を満たさないアプリは互換性がないと表示されます。要件を満たしている場合も、自社のテーマや既存機能と組み合わせた動作は、導入時に確認してください。
アクセスするデータを把握する
インストール画面には、アプリがアクセスを必要とするデータやストアの領域が表示されます。内容を確認し、目的に対して不明な点があれば、承認前に開発元へ問い合わせましょう。
アプリ内に保存されるデータについても、出力方法や保持・削除の扱いを確認しておくと、将来の切り替えを検討しやすくなります。
月額料金と、運用にかかる作業を合わせて見る
アプリには、定期料金、一度限りの料金、利用量に応じた料金などがあります。表示されている最も安い金額だけで判断せず、自社が使う機能と利用量に当てはめて確認します。
- 現在の注文数や利用量では、どのプランが必要か
- 繁忙期や事業拡大時に、どの条件で料金が増えるか
- 必要な機能が無料プランや試用期間で使えるか
- 課金開始日、更新日、通貨、税の扱いはどうなっているか
- Shopify経由か、開発元との直接契約か
削減できる作業と、新しく増える作業を分ける
アプリで一部の作業を自動化できても、設定の点検や例外対応が必要になる場合があります。導入前後の作業を並べて比較しましょう。
OPERATION EXAMPLE
運用負担の比較例
導入前:情報の転記に月6時間。
導入後の見込み:通常確認に月1時間、例外対応に月1時間。
この場合、通常運用では月4時間の削減を見込みます。ただし、初期設定や担当者への説明時間は別に記録し、試用中の実測で見込みを確かめます。
架空の計算例です。特定アプリの効果や標準的な削減時間を示すものではありません。
売上への効果を期待する場合も、導入前後の売上だけで判断せず、広告、季節性、価格変更などを合わせて確認します。導入目的に応じて、確認する指標を決めてください。
試用期間中に確認したい5つの手順
1.開始前の状態を記録する
現在の設定、表示、作業手順、利用中の関連アプリを記録します。変更箇所に応じて、必要なデータの保存方法や戻し方も確認してください。
2.通常の利用手順を確認する
購入者向けの機能なら、商品ページからカートなど、関係する操作を確認します。管理業務向けなら、担当者が日常的に行う入力・確認・修正を試してください。
実注文、通知、外部連携が発生するテストは、開発元の案内に沿って範囲を決め、顧客対応や実際の出荷と混ざらないようにします。
3.例外のケースも確認する
対象外の商品、在庫切れ、キャンセル、入力不足など、関係する例外を洗い出します。正常に動くケースだけでなく、困ったときに誰がどう対応するかまで確認しましょう。
4.表示と使いやすさを確認する
ストアに表示を追加するアプリは、スマートフォンとPCで、文字・ボタン・画像の重なりを点検します。表示速度を比べる場合は、同じページと近い条件で確認し、1回の結果だけで原因を決めつけないようにします。
5.期限前に継続の判断をする
試用開始時に、判断日と担当者を決めます。「必須機能が使えたか」「日々の作業は減ったか」「費用は許容範囲か」を確認し、継続・設定見直し・見送りを決めてください。
| 確認項目 | 結果の例 | 次の対応 |
|---|---|---|
| 必須機能 | 対象商品の処理を確認できた | 設定手順を記録する |
| 例外対応 | キャンセル時の処理が未確認 | 開発元へ確認し、継続判断前に試す |
| スマホ表示 | 一部の商品でボタンが重なる | 設定で解消できるか確認する |
| 利用料金 | 通常月は予算内。繁忙期は未試算 | 想定利用量を料金条件へ当てはめる |
| 社内運用 | 担当者以外も操作できた | 不在時の対応者を決める |
架空の評価例です。未確認の項目を「問題なし」とせず、残っている確認事項を明記します。
削除・乗り換えの条件も、導入前に確認する
将来使わなくなったときに備え、アプリ内のデータを出力できるか、別の方法へ移せるか、削除すると何が表示されなくなるかを確認します。
また、一部のアプリでは、アンインストール後もテーマに追加したコードが残る場合があります。開発元の手順を確認し、残ったコードを推測で削除しないようにしてください。
削除後は、関連する画面・業務・請求を確認します。設定を戻すだけでデータまで復元できるとは限らないため、保存が必要なものは先に整理します。
Shopifyアプリ導入前のチェックリスト
- 解決したい課題と必須機能が明確になっている
- 標準機能・テーマ・既存アプリでの対応可否を確認した
- 現在と繁忙期の利用量で料金を確認した
- 試用期間、課金開始日、請求先が分かる
- ストア設定やテーマとの互換性を確認した
- アクセスするデータと、その利用目的を確認した
- 試用時の影響範囲と、変更を戻す方法を整理した
- 通常操作と例外対応の確認項目を用意した
- 日々の運用担当者と問い合わせ先が決まっている
- データ出力・削除・外部契約の解約方法を確認した
よくある質問
無料アプリなら、気軽に追加してもよいですか?
料金が無料でも、設定、データへのアクセス、表示、運用作業への影響は確認が必要です。無料で使える機能や利用量の範囲も確認しましょう。
レビュー評価が高ければ、自社にも合いますか?
レビューは参考になりますが、自社の目的や利用条件に合うかは別に確認します。最近のレビュー、具体的な利用場面、開発元の回答などを読み、必要な機能を試してください。
アプリを削除すれば、すべて元に戻りますか?
必ずしも戻りません。残るコード、変更済みデータ、外部連携、請求などを確認する必要があります。アンインストール前に、開発元の手順と保存すべき情報を確認しましょう。
導入後は何を記録しておくとよいですか?
導入目的、担当者、料金プラン、更新日、設定変更、サポート窓口を一覧にします。定期的に利用状況と請求を確認し、使っていない機能や重複する役割がないかを見直してください。
SHOPIFY OPERATION SUPPORT
機能追加を、
続けられる運用へ。
アプリ選びや既存機能の整理で迷っている方は、ストアURL・追加したい機能・現在の運用課題を添えて3Bros.worksへご相談ください。
アプリの機能・料金・利用条件は変更される場合があります。導入時には、各アプリの最新の案内とShopify公式ヘルプをご確認ください。